「物を捨てたらお金が貯まる」と聞いて、不思議に思ったことはありませんか?物を処分すると、得られるメリットがたくさんあり、結果としてお金が貯まることにつながります。
この記事では、物を処分するメリットと具体的な処分方法について解説します。物を処分して、お金が貯まる体制を整えたい人は、最後までお読みください。
物を処分するとお金が貯まる理由

物を処分すると、以下の理由でお金が貯まります。
- 管理する費用を減らせる
- 物を適正に管理できる
- 不用品の販売で利益が出る
管理する費用を減らせる
物を持つと、管理のための費用がかかります。例えば、メンテナンス費用や洋服のクリーニング代などが挙げられます。中には自宅に収納しきれずに、貸倉庫を借りている人もいるかもしれません。物を減らせば、管理する費用も減るため、お金が貯まります。
物を適正に管理できる
物を処分して整理すると、自分の持ち物を把握できるため、必要以上の物を買わずに済みます。具体例は以下のとおりです。
手持ちの洋服や靴を把握していれば、似たようなデザインや色味のアイテムを避けられます。文房具を整理しておけば、筆ペンを使いたいときに探す手間がありません。食品や日用品のストックを、必要以上に買わずに済みます。自分の持ち物を知れば、手持ちの物を活用し、無駄な買い物を減らせます。
不用品の販売で利益が出る
物を処分する際に、フリマアプリやリサイクルショップを活用するのも選択肢の一つ。未使用品や使用回数が少なくて状態の良いものは、検討してみてください。
物を処分するメリット

物を処分すると、お金が貯まる以外のメリットも得られます。
- 時間の節約になる
- ストレスなく過ごせる
時間の節約になる
物を処分すると、片付けや掃除の時間が短縮でき、探し物もすぐに見つかります。片付けや掃除がスムーズになり、きれいな状態を保ちやすくなります。
ストレスなく過ごせる
物を処分した部屋は、整っているためストレスがありません。大切な物に囲まれて暮らすと、部屋も心も落ち着きます。一度、不要な物を処分して整えると、本当にほしいものだけを買う習慣が身につくはず。心からときめくものに囲まれて過ごすと、日々のモチベーションも上がります。
具体的な処分方法

不要な物は、カテゴリー別に処分を行いましょう。例えばキッチンの場合、食品や調理器具、鍋など種類ごとに分けていきます。以下の分け方がおすすめです。
- 必要な物
- 不要な物
- 判断に迷う物
必要な物
必要な物は、日常的に使っている物や大切な物が当てはまります。破損やダメージがないかをチェックし、置き場所が決まっていない物は、この機会に決めましょう。
不要な物
数か月使っていないものや壊れているもの、わくわくしないものは不要な物です。賞味期限が切れた食品や、シーズン中に一度も着なかった洋服といった不要な物がいくつも見つかるはずです。
不用品はルールに沿って分別し、処分しましょう。もったいない、今持っている物が壊れた時に使う、という気持ちが不要な物を増やす原因です。持っているのに使っていない物は、それを使わなくても困っていないということなので、今後も使わない可能性が高いです。もったいないと思う気持ちと一緒に処分しましょう。未使用のものや使用回数が少なくきれいな物は、フリマアプリやリサイクルショップを利用するのもおすすめです。
判断に迷う物
物を分けていると、判断に迷う物が出てくるはずです。処分を迷う物は、3か月使わない場合に処分する、のように期間を決めて判断するのがおすすめです。季節性があるものは、シーズン中に1度も使わない場合に処分しましょう。
いったん残す物は、処分を決められない物に限ります。処分をためらう物を全て残すと、片付かないからです。
整った状態を保つコツ

物を処分したあとに、整った状態を保つコツを紹介します。できるものから取り入れていきましょう。
- 買う時のルールを決める
- 定位置を決める
- 定期的に見直す
- 収納に余白を作る
- サービスを活用する
物を買う時のルールを決める
物を手放して整えたあとは、物を買う時のルールを決めましょう。今までと同じ買い方では物が増えていき、以前の状態に戻ってしまうからです。
手軽にできるのが、1つ買う時は、1つ手放して買う方法です。この方法だと、物の個数が変わらず、適正な個数で管理できます。今まで持っていない物を新たに買う場合は、保管場所や必要性をよく考えましょう。
定位置を決める
物の定位置を決めると探す手間がありません。決めた定位置は家族で共有し、使用後は必ず戻しましょう。物の配置は、使う場所の近くにしたり、同じ種類や一緒に使うものをまとめたりすると、使い勝手がよく、動線がスムーズです。
定期的に見直す
物が増えていないか、使わないものはないかを定期的に見直すことも大切です。処分後は整っていても、時間が経つと物が増えてしまう可能性があるからです。
見直すタイミングは、季節の変わり目がおすすめ。洋服や食品、インテリアのように季節でアイテムを変える場合が多いためです。アイテムの入れ替え時に、使わなかった物の見直しを習慣にするとよいでしょう。
収納に余白を作る

物の収納は、余裕を持たせた量にするのがおすすめです。出し入れがしやすく、見た目も整います。ぎゅうぎゅうに詰めていると、物を見つけにくく、見た目も乱れやすいです。収納場所に余裕があると、買い替え時のサイズアップやモデルチェンジにも対応できます。
サービスを活用する
便利なサービスを活用するのもおすすめです。
布団や毛布のクリーニングと保管サービス
申し込み後に専用のバッグに入れて布団や毛布を宅配便で送り、クリーニング後に保管してくれるサービスです。冬物の布団や毛布はかさばるので、収納スペースの活用に便利です。
レンタルサービス
レンタルサービスを活用すると、手持ちのアイテムを増やさずに利用できます。
洋服のレンタルサービスは、手持ちの服を増やさずにバリエーションを増やせるため便利です。中にはスタイリストが服を選ぶサービスや新品をレンタルできるものもあります。
家電のレンタルサービスは、実際の使用感を確かめるのに効果的です。レンタル費用はかかりますが、買ったものの使いこなせず、無駄になるのを防げます。
まとめ

「物を捨てたらお金が貯まる」は本当です。不要な物を処分すると、管理にかかる費用が減り、必要以上の物を買わなくなるためです。物を処分すると部屋が整うため、心も落ち着いて過ごせます。
物の処分は、必要な物、不要な物、判断に迷う物に仕分けながら行うとスムーズです。持っている物を仕分けながら、本当に大切な物を残します。物を処分した後は、物を買う時のルール作りや定期的な見直しで、きれいな状態を保ちましょう。
持ち物を見直して、必要な物に囲まれて暮らすと、得られるメリットが多いです。記事を参考に、できるところから持ち物を見直してみてはいかがでしょうか。
ライター:玉木まり
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